こんにちは!「きものうた」管理人のうた(@kimonouta)です。
百人一首が好きの私が「勝手に解釈シリーズ」、細々と更新していってますw
今回はちょっと切ない歌。
自分が同じ状況に陥った時、大切なに人に対して思う気持ちをストレートに綴った歌のご紹介です。
▼過去の記事 百人一首「勝手に解釈シリーズ」



<百人一首のプロの方へ>
あくまで素人の解釈なので間違っていたとしても予めご了承ください。
百人一首「56番」和泉式部さんの場合

あらざらむ この世の外の
思ひ出に
今ひとたびの 逢ふこともがな
作者:和泉式部(56番)
読み方
あらざらむ
このよのそとの
おもいでに
いまひとたびの
あうこともがな
現代訳
もうすぐ私は死んでしまうでしょう
あの世へ持っていく思い出として、今もう一度だけお会いしたいものです
勝手に直訳♡うたバージョン
もうすぐ私は死んでしまうの。。。
あの世へ行く前に、せめて思い出としてもう一度あなたに会いたい・・・
56番を詠んだ感想&勝手に解釈

でも、直球でよくない??w
分かりやすい!
素直に気持ちを伝えている歌

この歌の作者は、自分の先の命が短いんでしょうね。
もうすぐ命がなくなると知っていて、時間がないことも分かっている。
だからこそ、自分が居なくなる前に愛する人にもう一度会いたいと強く願った切ない歌。
現代人に比べ、当時は医療の発展もなく若くして命がなくなる方が多かった時代。
病気に侵されたら確実な治療法もないため、ただただ命が消えることを待つのみ・・・。
そう分かっていて、どうしようもなく、それでも愛する人に会いたいと思う気持ち。
しかも、当時は男女はそう簡単に会える時代ではないですしね。
切ないなぁ・・・。
感想を終えて
この歌は切ないですね・・・
会えないままあの世にいくより、せめて最後に愛する人と素敵な時間を過ごしたい。
うんうんわかるわかる。
きっと自分も同じような境遇であり、この先あと少しの命なら同じことを思うかもしれません。
大好きな家族、大切な友人知人、会いたい会いたい、会っておきたい。
後悔したくないですよね。
きっとこれは現代に生きる方にも通ずる気持ちだと思います。
ちなみにちなみに、全然関係ないですが、この歌は私の父の好きな歌のひとつですwww
↑ほんとこれ、父に対して思いましたww
▼私が参考にしている百人一首本
素人ながら百人一首を理解すべくこのような本を読んでます♪
▼国語便覧も超おすすめです
▼うたの百人一首に対する思いを語っちゃいました

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